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なぜ、コンサルではなくベンチャーなのか

~ベンチャーを選んだ理由~

□木村智浩(早稲田大学卒)

実は、大学3年の春、某コンサルティングファームから内定をもらっていて、
そこで仕事をすることを楽しみにしていました。
ところが、とあるきっかけでベンチャーであるガイアックスに出会い、
卒業後の4月には入社することになりました。

ベンチャーを選んだ理由

皆さんにすると、ベンチャーを選んだ理由が気になるところだと思うのですが、
このベンチャーを選んだポイントとしては、その選択肢が自分の夢に
まっすぐだったからです。

経営者として働くという自分の夢を考えたとき、
コンサルで何度も企業再生するよりは、
ベンチャーで、自らリスクをとって、新規事業を2、3個手がけたほうが
自分の経営者という夢には近かった。そう感じたからです。
これが一番大きなポイントです。

もちろん、他にも理由はあります。
ベンチャーは、スピードがあり、裁量の大きさや責任感があり、
それから優秀な人材が集まっています。
そういうところだからこそ、最も早く、大きく成長できる。
それもいくらでも早くでき、いくらでも責任を重くできる。
そういうところに惹かれました。

そうは言っても、これは僕の答えであるだけで、コンサル、ベンチャーともに
メリット、デメリットがあると思います。

コンサルとベンチャーの比較

コンサルは、論理的な思考やビジネスの基本が身に付くと思います。
それに比べて、ベンチャーなんて、荒削りのまま膨張していくかんじです。
もし、きめ細やかにやっていきたいのであれば、コンサルではないでしょうか。
また、そんなに成長を急いでいないで、リスクをとりたくないのであれば
コンサルタントがいいと思います。

しかし、私自身はコンサルでなくベンチャーを選びました。
私自身が感じるところですが、コンサルで働く人というのは
それなりの人間で、それなりの型にはまっている。
そして、世の中にありふれているといえます。

コンサルでも、パートナーをやるのであればいいです。
パートナーになってからの仕事は面白いと聞きます。
ちなみにある某外資コンサルティングファームで最年少、
とはいっても確率が低い上に30代後半になりですが、
パートナーになった方は、「パートナーになれたのがよかった」と
おっしゃっています。

その最年少でパートナーになった方もおっしゃるのですが、
「お宅の会社はこうです。ここがだめです。こうしましょう。」
そういうことは誰だって、わかるものです。
しかし、その戦略を立てても、実行できるかはわかりません。
論理や戦略だけではなく、人を動かし、マネージメントしていくことが
とても難しく、それだけに素晴らしく、評価に値するのです。

新卒でのコンサルタントは、資料作成が中心で、ぶっちゃけたところ、
人として信用してもらえるかどうかは別です。
経営者との強いコネクションができるかというとそれはまた違います。
そして、口だけ出して、結局、事業立ち上がったら、他の会社まかせ。
それでは楽しくない。
そうおっしゃられていました。

大切なのは現場での経営の経験

私がコンサルティングファームに入社するかどうかで悩んでいたとき、
コンサルタント出身の経営者の方は、さらにこういわれました。

「本当にプロのコンサルタントになりたいのなら、自分で会社つくって
 倒産するくらいの経験を積んでたほうがいい。
 コンサルから経営者ではなく、経営者からコンサルであるべきでしょう。
 経営経験のない人がコンサルなんてやるなんてって思いませんか?」

コンサルっていうのが、プロフェッショナルな仕事で経営が学べ、
いろんな業界が見え、エンジェル的な経験者とコネクションができると
のかもしれない。僕自身もそう想像していました。

けれど、コンサルでは経営戦略までは見れても、実行段階の歯を
食いしばってやる事業の立ち上げを経験しないわけで、
経営者との信頼関係も仕事上の関係です。
また、いろんな業界をみるよりも、一つの業界を深く見たほうが、
自分の糧になると思います。

やはり、ベンチャーだと、生の経営の中で、会社全体を見ることができる。
そして、実際にリーダーシップをとって事業を推進できる。
これらが今もっとも勉強になっています。

コンサルティングの世界が違うところ

コンサルティングの世界が違うところは、
コンサルでは、自分たちでお金を稼ぐわけじゃないじゃないところです。
そこが大きく違うところです。
世の中一般にサービスを提供し、世の中の人からお金を稼ぐ、
やっている事業の中でお金が入ってくるを見ることができない。
絵を描くことしかできないんです。

あるコンサルタントはこうアドバイスしてくれました。
「ベンチャーで仕事をやるほうが、自分で事業やることに近い。」
やはり、生の経営の現場にいられるのもありますし、
自分で仕事をつくるところではほとんど起業と同じなんです。

みなさんは、コンサルを目指す理由の一つに、
社会にインパクトを与えるだけの力を身につけたいと
考えられていると思います。

実は、私も同じことを考えて、迷っていました。
もし、コンサルで社会に影響力を持つほどの力を身につける、
つまり、パートナーになっているには、どれくらいかかるか。
15年はかかると思います。
しかし、ベンチャーに就職して、3年後くらいに起業すれば、
その5,6年後にはそれくらいの力が持てる。
もちろん、両方とも成功したらの話です。
マッキンゼー入ってもパートナーになれる人はそういませんし、
ベンチャー入っても起業できる人はそういません。

コンサルタントとしての成功

コンサルタントとしての成功は、起業家としての
成功とまったく違います。

コンサルタントとしての成功は、パートナーになることです。
コンサルタントのパートナー、つまり、プロのコンサルタントは、
お金を生むようなアイデアをだすプロです。
しかし、お金を生み出す瞬間には立ち会いません。

コンサルタントって今はもてはやされていますが適性があります。
参謀としての適性です。
自分でやりたい人はコンサルタントの適性はないです。

こう考えてください。
「自分は相談されたいか、相談したいか。」
私なら、相談されてると、自分でやりたくなる。
それなら適性はありません。

自分でいろんな人に相談しながら、周りを巻き込みながら
自分のことをやっていきたいんです。
そして、最後の最後までやっていたいんです。

私は、ベンチャーに就職するチャンスに出会えたとき、こう思いました。
「会社を入社5年目にやめよう。」
そう思ってたら、「やったぁ!なんと0年目にきた。」
そう思いました。
だから、しっかり考えようと思いました。
たぶん、多くの人はそんなこと考えないと思いますが。

私は、このチャンスを取りにいくかっ!と思いました。
ぷらんぷらんとぶらさがっていたこのチャンス。
これを取りに行く人は少ないと思います。特に僕の周りの有名大生なら。

でも、私は、このチャンスとリスクを取ろうと思いました。
普通はとらないですよ。自分の安定した道があるから。
でも、波乱万丈の人生に惹かれました。
「エイッ」ってかんじでこのチャンスとリスクを掴みました。

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